歯科矯正という診療科目の意味
平成8年8月の医療法施工令改正によって、国が「歯」に関して診療科目を定めたのは4つとなっています。
1 歯科 2 矯正歯科 3 小児歯科 4 歯科口腔外科
このような4つの診療科目に分かれてはいるものの、現在の医療法では医師自身が自由に診療科目を決めることが出来ます。
つまり一般歯科の経験や技術しかなくても、矯正歯科という看板を上げて歯科矯正治療をすることが出来ることになります。
しかし虫歯を治す治療と、歯科矯正の治療では、まったく内容がことなります。
それぞれの診療科目を安全に提供するためには、各分野の専門性(情報・経験・技術)が必要でしょう。
歯科矯正先進国の米国では、専門性がとても重要視されており、歯茎専門、歯根専門、抜歯専門など、とても細分化された専門分野が存在するのです。
歯科矯正 について医師に相談する場合は、日本矯正歯科学会の認定医・指導医など、 歯科矯正 の専門家を選ぶことが大切です。
さらに、日本人は見た目を気にするので、歯磨き粉なども白くする作用のある研磨剤入りなどが好まれ、「白くて、美しい歯」がもてはやされる流れの中で、審美歯科という名前を良く聞きます。
しかし歯科矯正と審美歯科の違いを認識していない人が多くいます。
歯科矯正の長所としては、自分の歯をなるべく生かして綺麗な歯並び、健康で正しい噛み合わせを作ることです。
一方、審美歯科の場合は、虫歯でもない健康な歯を削ってセラミック系のものをかぶせて、見た目を綺麗にする治療です。
しかし審美歯科の治療は、歯科矯正に比べて、非常に短い期間で見た目は綺麗な口元を作ることができます。
歯科矯正 が2年ほど掛かることを考えると、その間のわずらわしさが軽減されることは、たしかに長所とも言えるでしょう。
一概に悪いとは言えませんが、健康な歯を削ることは将来を考慮して検討する必要があるでしょう。