現代の子供 の歯の3つの特徴
子供 たちの歯やアゴは、驚くほど変化しています。
歯科矯正の治療にくる子供 は大抵、共通の3つの特徴があると言われています。
まず第一に、アゴが小さいのです。
幕末や明治のころの日本人は、四角くて、えらが張ったような顔が多く、女性も丸顔や下ぶくれが多かったのです。
それに比べ現代の子供 は、アゴが細くスラッとしています。
アゴが小さいと必要な数の歯が入るスペースがなく、あとからはえてくる犬歯などは当然はみでてきます。
そして八重歯になり、さらには歯科矯正が必要になってしまうのです。
第二の特徴としては、口を大きく開けることができません。
アゴの小さい現代の子供 は、アゴの奥行きも短くなるため、口を大きく開けることができないのです。
本来、人間の口というのは自分の手の指を三本縦にして入れて、多少の隙間ができるくらいは開くものです。人差し指、中指、薬指の三本を縦にしてスッと入らなければなりません。
口を大きく開けることができないという現象は、アゴのサイズ、歯の生える場所のサイズと関係してくるため歯科矯正が必要になる場合が多くあります。
また口が大きく開けられないまま 歯科矯正 をしないでいると、正しい発音ができなくなり、話し方が変化してきたり、舌っ足らずな話方しかできなくなってしまいます。
第三の特徴としては、歯があごに収まりきらないのです。
この3つの特徴は子供 たちの典型的な特徴と言うことができ、歯科矯正治療にくる子供の大半が該当しています。
歯並びの悪さは、アゴと歯の大きさのバランスが崩れている状態で、専門用語で『ディスクレパンシー』といいます。
これは直訳すると「不調和」という意味で、「アゴの大きさと歯の大きさに不調和があるために、歯が綺麗に並びきれない現象」といえます。
現代の子供 は、アゴは小さくなっているのにも関わらず、歯の方は逆におおきくなっているそうです。
これではディスクレパンシーにならない方が不思議です。
ではなぜ、アゴが小さくなっているのに、歯が小さくならないのでしょうか
歯科矯正の治療をする子供 のアゴが小さくなっている原因は、食物の柔らかさや環境によるものと言われています。
では歯科矯正の治療をする子供 の歯がやや大きくなっていると言われる現象は、何によるのでしょうか?
アゴと歯の大きさの不調和は、近年の、しかも日本人のみに顕著に見られる現象で、現在、歯科医と人間学者のあいだでは、さかんに研究が行われています。
遺伝子レベルの原因をもつものなのか、後天的な原因があるのか、食事の内容なのか、生活環境の変化なのか、予想される要素は様々ですが、明治から平成の100年くらいの範囲内で起こった問題についてはなかなかハッキリした判断はくだせないと言われています。
しかし、近代化が比較的おくれているアフリカなどの子供 たちを調査すると、
歯科矯正 を必要とする歯並びの子供 は非常に少なく、虫歯もほとんどなく、噛む力は日本の子供 よりはるかに強いことが分かっています。
そしてアゴが発達して、歯と歯の間隔があいていて、歯のサイズも少し小さめ。奥歯の噛む面がすり減っているそうです。
食生活や生活環境の現代化が 歯科矯正 治療への原因を作っていると言えそうです。